結局俺もそういうのやっちゃう訳だ

はてなで書いて書きかけだった小説みたいなものを使いまわしてしまおう。こんな話を書いた。以下、その日記。



京急と東京モノレールには「天空橋」という駅があります。実際の橋は結構見た目ショボイんですけど、名前を聞くとかなり想像力を掻き立てられます。どうも近くの小学生にアンケートを取って決めたらしいんですけど、なかなかセンスありますよね。



どんな風に掻き立てられるかというと大体こんな感じ



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「これが・・・天空橋・・・?」



名前を聞いて勝手にわくわくして駅を降り立って実物を見た俺はつぶやいた。眼の目にある橋はなんの変哲も無い人が通れる位の小さな橋だったのである。名前から想像されるファンタジックな面影などどこにも無い。軽くボーゼンとしながら橋に腰掛けて海を眺めていた。



「期待はずれだった?」



いきなり真後ろから聞こえた声にびっくりして振り向く。いつの間にか見知らぬ少女がこちらを覗き込んでいた。強い日差しのせいもあるのか、笑顔がまぶしい。



「名前につられて結構見に来る人はいるんだけど、みんながっかりして帰っちゃうのよね」



こちらに歩み寄りながら少女が続ける。そして俺の横に座る。



「でもね、この橋は本当はすごい橋なのよ」



「えっ・・・?」



俺が軽くびっくりするのを見届けてから少女が口を開く。



「この橋はね、人間が空へ行くための一番の近道なの」



透き通った青空に視線を移し、ゆっくりと話す。思わずつばを飲み込んだ。確かにここは空港に近い。飛行機が見えるから空への近道? いや、そんな単純な話じゃない、いったいなんなんだ?



「昔ね、一人の女の子がここから見える真っ青な空が好きで毎日通ってたの。雨の日も空が晴れる事を信じて。でもね、ある日突然その女の子は消えちゃった。みんなはね、その女の子は憧れの空へ飛び立ったんだって。それからここは天空橋って呼ばれるようになったの」



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とまあこんな書き出しな感じで。結構むちゃくちゃなんですがね。そんなこんなで勝手にふわっとしたイメージがこの天空橋にはあるのですよ。



以上、その日記。



いかがだったろうか。俺はここから続きが書けていない。ある意味ここで終わっちゃってるとも言えるんだが。



そこで、いつも読んでるあなたも、たまたま読みに来ちゃったあなたも「この続き」か「天空橋をモチーフにしたお話」を書いてみないだろうか。



「続き」といっても正直にこのまま続けるというのでも、この一部分だけ使いたいというのもぜんぜんおーけい。「こんなのより俺のが面白く書けるぜ」なら最初から書いてみていただきたい。俺は俺で、続きが書けたら書くし、他にいい感じのがあったらそに続けて書く挑戦をしてみたい。



誰も書かない気もするが、日付が変わるまでにエントリ書けそうになかったんで、お茶濁しです。あーでもぜひぜひ、ご参加を。