今日の朝に京浜東北線で車両故障で2時間半止まったのですが、運がいいのか悪いのか、その電車にバッチリ乗ってました。
蒲田駅を出て加速中にいきなり落ちる電源。惰性運転に入る電車。「あちゃー、停電か?」と思ったが対向列車は普通に走っている。東海道線も普通に走ってる。それに電源の落ち方が異常だったしな。なんとなく車両故障っぽいのは分かった。
年商70億といわれる都内最強の仕出し弁当屋であるところの「玉子屋」を少し過ぎた辺りで止まる。
電気が通ってないので空調も効かないわけです。どんどん車内が蒸し暑くなってくる。こうなると完全空調を売り物にしている最近の電車って弱いですね。窓は車両連結部付近の小窓しか開かないのですよ。ちょうど真ん中あたりにいた俺はもう地獄。人一倍汗かきなので一人だけ滝のように汗を流す。「なに一人で汗かいてんの?」みたいな視線を感じるわけです。そりゃもう。背広を脱ごうにも微妙に混んでいる場所だったのでそれもかなわず。それにもうワイシャツまでびしょびしょだった。
30分ほどするとレスキューと救急車が到着。パトカーまで出てきた。報道もいくつか写真を撮ったりしている。野次馬も多くなる。雨も降ってきたのによーやるわ。
車掌のアナウンスも少しずつ間隔が広くなる。アナウンスの後ろではあわただしくチェックなどをしている様子が分かる。なんとなく自走は無理っぽい雰囲気が伝わる。すでに1時間以上経過。
もう2時間になろうかというときに30分以上無かった車掌のアナウンスが復活。蒲田から回送車両を連結して押すんだか引くんだかして駅まで行く、と。結局蒲田の方が近かったんで蒲田に引き返すことになったのだが、俄然車掌が元気に。3分ごとにアナウンスが。でもずっと「まもなくまもなく」としか言わない。もっと具体的に言えばいいのに。
レスキューも「気分の悪い方はいませんか?」と見回りに来る。もう動こうかという時に。ちょっと遅いんじゃない? 本気で気分悪い人、とにもかくにも外に出たい人がどんどん移動。
俺はこの時点で汗が出きった感じになる。つり革持つ手が軽く震える。もう笑うしかなかった。
レスキューが先頭車両まで行って俺のいる車両に戻ってくる頃、やっと回送電車到着。逆向きに進むことになるので踏み切りも反応せず、その対応が完了するまで停車したりとかなりゆっくりと蒲田駅に向かう。
大体動く前あたりから怒号が聞こえてきたり。騒いだところでなるようにしかならないのにね。
蒲田駅にもマスコミが多数。なんだかなぁ・・・。
フラフラになりながらなんとか会社到着。出社だけでこんなに疲れたのは初めてだ・・・。