入院してました

2/24

 朝10時頃、急に右脇腹に違和感を感じる。それが痛みへと昇華しちょっときつくなるのが午後7時。筋肉がつる直前の痛みと言ってわかるだろうか、そんな痛みを感じるようになる。そしてガスも溜まってくる。なぜか出ないので腸がパンパン。熱もある。

2/25

 朝一番でかかりつけ医に相談に行く。レントゲン撮りつつ「虫垂炎ではないか」との診断。市内の大規模病院(かかりつけ医からバス一本)へ紹介状を書いてもらい向かうことにする。

 病院に到着し、診断を受け、レントゲン、CT、MRIと盲腸にここまで必要か?ってくらいの検査を受ける。ちなみにCT、MRIは初でした。狭さは目をつぶればなんとかなるけど音は結構嫌だった。

 しかし、その検査のお陰て虫垂炎ではなく急性胆のう炎との診断を受ける。確かに盲腸とは違うところが痛かった。それを叩いて教えてくれる先生は多分サドだ…。

 緊急手術を行わなければいけない、とのことで、いくつかの書類にサインをしてその時を待つ。

 18時50分「19時に手術台が空くので手術します、5分後に向かいます」と。そんな急に言われても心の準備が…。心の準備が無くてもストレッチャーは動く!ストレッチャーから手術台に移りまずしたことが背中に痛み止めを通す針を入れること。これがまた痛い。ピリッとかして「脊髄か!?」とか思った。ようやく終わり仰向けになったらそこから記憶は途絶えた…。

2/26

 目が覚めるとそこは救命病棟11号室だった。周りに時計が見えない(メガネを外していた)ので正確な時間は全然分からない。心電図、血圧、サチュレーション、呼吸を随時管理されている。尿はカテーテルで尿バッグに垂れ流し、腹部からドレーンがニョキッと。水分補給に点滴。朝8時に母が来たのはビビった。夜行バスを使ったとの事。来てもらってよかった。

 しかし手術跡が痛い。術前より術後の方が痛いなんて聞いてない!

<img class:”hatena-fotolife” title:”f:id:CBX:20130304184811j:plain” src=”/images/906f6f1b.jpg” alt:”f:id:CBX:20130304184811j:plain”/>「あげますよー」と言われて持って帰ってきた胆石。1円玉との大きさチェックである。3mm大の石が7個。そりゃ詰まるわ。

2/27

 縫合部の痛みで夜中に数回起きる。

 今日から起き上がり歩行リハビリを開始する。早い段階で歩行等すると「傷の治りが早い」「胃腸の動きが活発になる」「癒着が起こりにくい」等の利点があるそうだ。脂汗をにじませながら歩く。

 このナースステーション周回コースを歩くと救命病棟の様子がちょっと分かった。完全個室のICU(テレビで見るようなアレ)、個室ではないが壁で分けられている2軍。あと俺がいるカーテンのみで分けられている3軍、があるようだ。

 この日の昼食から食事再開。おかずは普通だがご飯は全粥だった(最後まで)。

2/28

 2月最終日。ついに尿カテーテル抜去!つまりトイレまで歩いていけ、ということである。背中に配備してある痛み止めの使い方を知りその勢いでナースステーション周回コースを6周(約300m)してほめられる。

 そんなにチートは続かなかった。背中の痛み止めマッシーンが取り外される…。

3/1

 一般病棟へ引越し。消化器科か精神科で悩んでたらしい。個人的には静かだと思う精神科の方が良かったが果たして。

 消化器科のベッドが無いとのことで精神科に。だがここの精神科は閉鎖病棟しか無いらしい。「あ、面白そう」と思う自体でアホである。しかも大部屋希望してたけど無かったから差額なしのグレードダウン個室だそうだ。正直人と喋りたくなかったので好都合である。

 お部屋着!TVが無い!そういうことか。TVはデイルームとか言うところで見ろということか。だがしかし窓外の車が流れる風景が楽しすぎてTVなどどうでもいいのである。最近はTV見るのほとんどないしね。風景見てるだけで1時間過ぎてた。

 昼飯を食い、ベッドに座ってぼーっとしてたら外から「なんだよぉぉぉぉぉぉぉ」などと叫んでる声が聞こえてくる!急性期症状!面白そうだったので散歩するふりをして見に行く。そうしたら「うるさくてごめんねぇ」と今日ここまで俺を連れてきた人に言われた。「あの人いままでそんなことなかったんだけど…」とも言う。俺が彼のダークマターを開いてしまったのだな。ちなみに今日俺が退院するまで断続的に続きました。

 祝!ドレーン抜去!自分の臓物をモリモリ引っ張りだされてる気分でした。

 しかし、都会生活でこんなに静かに過ごしたのは初めてかもしれない。1週間ネットからもメディアからも離れて。たまにはいいかもしれませんね。1週間後溜まりに溜まったメールボックスを開くのが嫌ですが(笑。

 頭を洗ってもらった。入院してから身体は拭いたりしてたものの頭が手付かずで。歩行リハビリで脂汗かいてたりしてたからすごいことになっていた。お願い知ると普通のベッドの上で洗うとのこと。寝たら顔にタオルかけられたので具体的にどうやってるのかは分からなかったがベッドが濡れるということはなかった。企業秘密なのだろうか…。

3/2

 起き上がるのに苦労する。腹筋を使うと縫ってるところが痛むのだ。ポカリスエットを買おうとして小銭を探してたら頭で購入ボタン押しちゃってFIREデミタスが出てきた飲んでいいものかと悩んだが飯は普通に(米は全粥だけど)食ってるので良かろうと思い飲んだ。UMEEEEEEEEEE。やっぱカフェイン飲料っすよ。

 夕飯に出たタカナシの飲むヨーグルト、紙から剥がす感じのストローぐち、初めて上手く開いた。タカナシすごい!!

 緊急しっこしたらあらぬ方向にしっこが飛び出しパジャマを汚してしまった。しかしこんな時でも「パジャマ汚しちゃったんで代えお願いします」というとものの5分で到着するので楽ちん。これがホスピタルクオリティー。

3/3

 退院が4日に決定する。血糖値測ったあとのフルーツジュースを飲みながら話を聞いた。抜糸はその後の診察時にするらしい。

 精神科では日曜日に体重測定をやってて、測ってもらったら123.4kgだった。1234。わかりやすい。が数年前から太っていた。

3/4

 退院日。病院3階のコンビニ(スリーエフ)で昼飯を買いつつ2階の消化器外科を偵察しつつタックシ-で帰る。980円でした。結構近いのな…。まあ次はバスにすると思うけど。