シンクライアントを買いましたのでその話

どうも、ご無沙汰しております、ばりっぴです。メインマシンが壊れいろいろ難儀しておりました。

定額給付金が振り込まれたのでニューマシンを!と思ったのですが、その前によりみちしてhttp://www.fmworld.net/biz/thinclient/1704/s720n/spec.htmlこのような物をヤフオクで買ってみました。

富士通が出していたシンクライアントです。シンクライアントのくせに希望小売価格が6万もする。それが3年経ってヤフオクに流れてくると送料込み3150円に。やってみて「あかんな」となったのでしょう。

昔、LTSP(Linux Terminal Server Project)でノートパソコンをシンクライアントにできないかと思っていろいろやってみたのですがその時は上手く行かず…。ということがありました。

今回は微妙ながらも上手く行ったので記録として残しておこうと思います。

サーバー環境としてはUbuntu20.04です。

まずppaを登録。

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# add-apt-repository ppa:ltsp
# apt update

必要なソフトウェアを入れていきます。gpasswdはadministratorを管理者にしたいユーザ名を入れてください。

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# 
apt install --install-recommends ltsp ltsp-binaries dnsmasq nfs-kernel-server openssh-server squashfs-tools ethtool net-tools epoptes
# gpasswd -a administrator epoptes

私の環境ではisc-dhcp-serverが動いているので

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# ltsp dnsmasq --proxy-dhcp=0 --real-dhcp=0
# vim /etc/dhcp/dhcpd.conf

として、設定内容としましては、適宜そちらのネットワーク事情に合わせていただければ、と思いますが、

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option domain-name-servers 192.168.1.1;
default-lease-time 600;
max-lease-time 7200;
ddns-update-style none;
authoritative;
log-facility local7;
option space ipxe;
option ipxe-encap-opts code 175 = encapsulate ipxe;
option ipxe.menu code 39 = unsigned integer 8;
option ipxe.no-pxedhcp code 176 = unsigned integer 8;
option arch code 93 = unsigned integer 16;
# This is the LTSP subnet declaration
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.1.20 192.168.1.200;
option subnet-mask 255.255.255.0;
option ipxe.no-pxedhcp 1;
option routers 192.168.1.1;
option domain-name-servers 192.168.1.1;
# On single-NIC setups, usually routers != next-server (=TFTP server)
next-server 192.168.1.250;
if exists ipxe.menu {
filename "ltsp/ltsp.ipxe";
} elsif option arch = 00:00 {
filename "ltsp/undionly.kpxe";
} elsif option arch = 00:07 {
filename "ltsp/snponly.efi";
} elsif option arch = 00:09 {
filename "ltsp/snponly.efi";
} else {
filename "ltsp/unmatched-client";
}
}

としました。そして本来であれば

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# ltsp image /

として、シンクライアント用のイメージを作るのですが、このイメージだとうまく起動しませんでした。ので、

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# cd /srv/ltsp/images
# wget
http://cdimage.ubuntulinux.jp/releases/20.04/ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso
# mv ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso ubuntu2004.img
# ltsp kernel ubuntu2004

とし、imageファイルから起動に必要なファイルを取り出します。そして

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# ltsp ipxe
# ltsp nfs
# ltsp initrd
# ufw disable

とします。ufwをdisableにしたのはnfsのポートとtftpのポートを開けただけではうまくいかなかったのでいっそのこと!ということで。

クライアント側はiPXE側の問題もあり、うまく立ち上がらなかったのでその辺に転がっているUSBメモリに最新のiPXEローダーをインストールします。BIOS設定もUSBブートを有効にします。

これで一通り準備は完了で、あとはシンクライアントにUSBスティックをさし、起動するだけです。

が、起動しても英語版のままだったり、時間がUTCで表示されたりします。設定すればいいのですが、再起動すると元に戻ります。シンクライアントならではですね。というかシンクライアントの正常な動作と言えるでしょう。

ちなみにこのシンクライアントには16GBのmSATAの記録装置がささっていて、Ubuntuくらいなら入るし、遅いながらもつかえたりはします。

このシンクライアントに入っているイメージをなんとかすればいいのかな…。

と書いたのでやってみました。シンクライアント上で、

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# ddrescue /dev/sda /path/to/usbmemory/thin.img

とし、サーバー側で

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# sudo cp /path/to/usbmemory/thin.img /srv/ltsp/images/.
# ltsp kernel thin
# ltsp ipxe
# ltsp nfs
# ltsp initrd

で、シンクラ起動。メニューでthinを選べば起動します。

といったところで現場からは以上です。

cheeroのフルワイヤレスイヤホンCHE-624を買ったのでレビューする

まずCM。

https://amzn.to/36l8g3C

はい。

まず、アンダー4K円で出たって事が驚きで、さらに音を聴いてびっくり。

「この値段でこの音だしていいんですか!?しかもフルワイヤレスで!?!?!?!?」

ってなる。「タイムドメインラボ監修」とわざわざ書いてあるだけある。

あなたも是非フルワイヤレスイヤホンの入口に入りましょう。

もっかいCM。

https://amzn.to/36l8g3C

はい。是非。

SONY VS MOLDEX、本当に俺が欲しかったものとは

どうも。なんというか顧客が本当に欲しかったものの絵が思い浮かんでいるばりっぴです。

結局の所、WI-1000XM2はデジタル耳栓たり得ませんでした!まあ、それなりによかったんですけど、突発的に出る音に対応しきれなくて(いや、多分できるんだろうけどなんらかがあってやってない)、静寂ワークとまでは行きませんでした。

で、やっぱ耳栓でいいのではって思い出したのがMOLDEX。業界では最高値のNRR値(ノイズリダクションレート値だそうです)、33dbをだすという耳栓界のキング。そして、数百円で買える安さ。

ヨドバシで買ってみて、つけたんです。家で。「あ、本当に欲しかったもの」て思いましたね。すっげぇ静寂感。33db下がるとこんなにも違うものなのだな、と。いったんCMです。

MOLDEX METEORS

やすい。これをバンバン使っていきたい。今回はMOLDEXの物理的勝利でした。SONYの論理的勝利はいつになるのでしょうか。見守っていきたいです。

以上、ばりっぴでした。

SONYのWalkmanのA-107とWH-1000XM3とWF-1000XM3とWI-1000XM2を買ったのでレビューするよ

3兄弟
マジでかってやんの。バッカでー!!!

はい。バカです。まずはCMをどうぞ。

はい。

なくさない自信があるならWF-1000XM3でイナフ。なくしそうだし、でもヘッドホン外でつけるのはどうよ?って人はWI-1000XM2がベスト。音質番長はWH-1000XM3を。出した順にバッテリが6時間、10時間、30時間です。

A-100シリーズはBT出力でLDAC接続だと公称8時間。買った後に気づいて8時間てアホか?と思いました。有線接続なら20時間くらい行けるようです。

音質は一般人の俺が聴いてみたところによると、一般人はAシリーズで十分。ZXとかいらない。ZX買うのの差額でノイズキャンセリングイヤホン、ヘッドホンを買いましょう。

で、この3兄弟のノイズキャンセルっぷりはかなりすごい。無音時に周りの音が聞こえない!!とかは全然ないんですけど、オフィスって結構うるさかったんだなーって思うくらいには静かになります。結構びっくりする。まだ昼休みに試しただけなんですけど。明日から仕事中にデジタル耳栓としてWI-1000XM2を使っていいって話にしてもらったので、まあ結構快適に作業できるようになるんでしょうね。その前にMOLDEXの安くて遮音性の高い耳栓を使わなかったのはアホだったけど。

音質もLDAC、aptX対応なのでまあ、いいです。LDACの圧縮音源っぽさがないのがいい。自然。990kbpsつかうだけあるね。今、ハイレゾの曲をLDACで聞いてるけどマジですごい。ついでと言ってはなんですが、aptX HDも対応してるので、LDAC対応してない!!かーっ!!っていうヘッドホンでもaptX HD対応してたらそれなりにいい音で聞けます。そんなイヤホン、ヘッドホンどこにあるんだって話なんですけど、Amazon見てみたらいっぱいあったわ。中でもタオエレクトロニクスのが鉄板かなー。AACもいけるのでAirPods、OK!まあAirPods使う人はWalkman選ばんだろうけど。

で、個人的に肝心だった「デジタル耳栓」として使えるかどうかって事なんですが、これは設定でペアリングしなくても電源をオフにしないオプションが選べます。よかった。

俺、明日から静寂ワークを楽しむんだ……(フラグ)。

では。現場からは以上です。ばりっぴでした。

ボーナスもらったと思ったら2日で溶けた話

どうも。まじで。溶けた。ばりっぴです。

半分は中野有香が悪い。まじで。あんなカード出されたら男はガチャ回さざるを得ない。死。

四分の一はデブが悪い。スーツのまたが擦れて破れて新しく買った。2着。死。

あとの四分の一はソニーが悪い。WalkmanのA-107買ってWI-1000XM2買ったらWalkmanとWF-1000XM3を一緒に買うと5000円キャッシュバックって書いてあって、サイトを覗いたららWH-1000XM3買ったら3000円キャッシュバックって書いてあった。気づいたら3姉弟全員家にいた。キャッシュバックの申し込みもした。でも死。

どうすんのこれ。どうしたらいいんだ……。レビュー書くか。

オンガクとオトの話(主要な音の非可逆圧縮技術の雑多な話)

Except imas (エクマス) Advent Calendar 2019、3日目の記事になります。2日目の記事は、智絵里さん係さんのバウムクーヘンの話すこしする、でした。アイマス界隈でバウムクーヘンというと元JKバウム、元JDバウムこと大坪由佳さんの大好物ですね。ちらっと言及されてましたね。

さて、アイマスと切っても切り離せないもの、それはアイドルの声だったりアイドルの歌う楽曲だったり……とにかく「音」です。そんな音、とりわけ非可逆圧縮技術(コーデック)に関してとりとめも無く書いていこうかと思っています。可逆圧縮技術は技術としては面白いけど音質は全部一緒のはずなので語ることは無いです。

非可逆圧縮、可逆圧縮ってなんやねん

いきなり難関キーワードが出てきましたね。非可逆ってざっくり言うと「元のデータに戻せない」という意味です。可逆に非ず、です。例えば、CDからリッピングしたWAVデータだったりMacならAIFFデータは「元のデータ」です。CDの音と一緒のデータです。非可逆圧縮は、それをしちゃうと逆、つまり展開したときに元のCDからリッピングしたデータとはならない、ということです。その最たるものがmp3だったりAACだったりWMAだったりするわけです。今出した音声の圧縮技術は「人の聴覚ではほぼ聞こえない帯域の音」をバッサリ切ったり、「他の音にかき消されて聞こえないであろう音」を間引いたりしてそれっぽく聞こえるようにしています。ほとんどの人はABXテスト(元データと圧縮音源どっちを聞いているかを試すテスト、foobar2000でできます)をするとある程度のビットレート(mp3だったら160kbpsとか)以上になるとよっぽど癖のある音源で無ければ元データと圧縮音源どっちを聞いているかわからなくなります。要は当てずっぽうで答えるしかなくなります。人の耳ってすごいようで割とだまされやすいようです。

で、非がつかない可逆圧縮ですが、これは展開すると元のWAVデータだったりAIFFデータと一致するのです(!)。FLACだったりALACだったり、DRMをつける関係で一時期WMA LOSSLESSを採用していた所もありました。今は音楽に関してはDRMフリーの時代なのでFLACかALACのどちらかを採用する事が多いみたいです。可逆圧縮技術はいろいろあるんですが、LINNというオーディオメーカーのハイレゾ音源配信サイトが「オープンソースで、PCユーザーで使う人も多かった」FLACを採用したところから「オレモー!!」ってなってFLACのところが多くなったのだと思います。ALACはできたのが割と最近で、OTOTOYなんかで採用されてます。ミュージシャンとか多く使ってそうなApple製品なのに可逆圧縮コーデックができたのがここ数年のことって意外ですよね。

どのサブスクがどの圧縮技術を使ってるか気になりませんか?

私は結構気になる派なんですけど、大半、いやほぼ全員は「いい音なら別になんでも……」という人ばかりでしょう。大体のサブスクではオープンソースな技術を使って圧縮しているようです。例えばSpotifyならOgg Volbisを使ってます。

「そんなんどこでわかるん!?」

って話なんですけど、SpotifyのWindowsストア版のプログラムだと左上のメニュー→ヘルプ→サードパーティ製ソフトウェアというところをクリックします。そうすると、

Spotifyクライアントのスクリーンショット

のように見ることができます。libvolbisを使ってるからOgg Vorbisなんだろーなーという推測ができます。libはライブラリのlibです。その機能を使うためのものがコレクションされているのでライブラリと言ってます。

唯一サブスクでアイマスの楽曲があるANiUTaですが、昔はAACを使っていたっぽいのですけど(AACのライブラリを使っているというライセンス表示があった、気がする)、今見るとAACのライセンス表示が無い、ビットレートが128kbpsか320kbpsというところからmp3になったんじゃないかなと思います。まあ私は素人ですからわざわざ通信内容解析とかはしないので推測しかできないのです。めんどくさいしね。

Amazon Musicはhttps://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201420340で見られますが、ffmpegを使ってるので詳細までは分かりません。恐らくHD、ULTRA HDをFLACで、SDをmp3ではないかなぁと思います。Amazonのデジタルミュージックストアがmp3なので、SDをわざわざ他のフォーマットにする意味が無いんですよね。

サブスクとは言えないかも知れませんが、AudioAddict系のネットラジオはHE-AACったりAACだったりmp3だったりします。サービスを始めた当初はmp3くらいしか使えるコーデックが無かったのでmp3オンリーでしたが、今では無料ユーザーでもそこそこの音質で聞けるHE-AACを採用したりしています。

非可逆圧縮技術について語っていこう

まだやるんです。語るんです。

MP3

正式な名称は「MPEG-1 Audio Layer 3」。なのでmp3。MPEG-3ではないです。3ってことで、1も2もあります。だけれども大して圧縮できない、その割に音質もアレレ?と言う点でいまいちです。なんで90年代後半にmp3が爆発的に流行ったかというと、パソコンのCPUが実時間以上の早さでデコード(復元)できるようになったからです。それまではMPEGボードというPCに拡張ボードをつけないと実用的に使えなかったのです。あと容量も比較的小さくなっていい感じに聞ける、という点もあったかと。1411kbpsのWAV、AIFFデータが128kbpsくらいになり、1分10MBとってたのが1分1MBになって、そのころまだHDDも容量が大きくなく、それでも結構な量の楽曲をHDDに貯め込めるということで、「便利だね」となり、その頃やっと普及し始めたインターネットにアップロードして…ということもやっていた人もいました。そんなんで、一気に普及し、当時ではmp3にすることがデファクトスタンダードになりました。

エンコーダーの技術次第で同じビットレートでも音質に結構な差があり、元々の開発を行っており、また、エンコードに関する技術特許を取っていたフラウンホーファーIISのエンコーダー(特許権については2017年に効力を失った模様)が一番良い、とされていました。今現在フラウンホーファーIISのエンコーダーを末端のユーザーが試すためにはiTunesかWindows Media PlayerのCD取り込み機能を使うしか方法が無いようです。他のエンコーダーというと今ではLAMEやffmpeg(実質LAME)、Windowsなら午後のこ~だといったところでしょうか。音質的な面では「フラウンホーファーIIS>LAME>午後のこ~だ」ということで、高速化のみに特化した午後のこ~だを積極的に使う意味は無く(午後のこ~だはLAMEの昔のバージョンのフォークで、その高速化された所はLAMEにバックポートされている)、結局mp3ファイルを作るのであれば、LAMEを使うのが今のところベストプラクティスではないでしょうか。

mp3の利点、それは可搬性。どのチャチなプレーヤーでもmp3が再生できない、ということはないということです。それ以外で利点というものはほとんど無く、同じビットレートでの音質ではWMAやAACといった後発に負けます。

VQF

「VQFってなんやねん」って人も多いと思います。インターネット老人会かMPEG-4にめっちゃ詳しくないと知らないと思います。TwinVQ、SoundVQのことで、1990年代後半にNTTが開発していた音源圧縮技術になります。SoundVQはYAMAHAがTwinVQを展開するに当たり取った名前です。いろいろ機能拡張もされました。ですが、開発は終了していますし、NTTにももうTwinVQのページがないのですが、MPEG-4の音声コンテナに採用されているのです。「えっ!?」と思ったでしょ?MPEG-4の音声なんてAACじゃないの?いやいや、TwinVQがあるんです。そういった兼ね合いもあって、ffmpegでデコードはできます。エンコーダーは探せばどっかにあるんじゃないですかね…。まあ、終了している技術なのでオススメはしませんが。ただ、当時では96kbpsあればmp3の128kbpsを凌駕する音質だったことは確かです。SoundVQに希望を抱いていた人はいるにはいて、SoundVQ形式で音源をとりためてた人もいます。俺だ。MP3よりも長かったエンコード時間を返してくれ!(ぉ。

そんな失敗があったので、俺はひとまずFLAC形式にしてからAACなりAACがダメならWMAやMP3にしたりしてます。

WMA

ということで次はWMA。Windows Media Audio。64kbpsでCD音質!というのが当時の売りでした。実際64kbpsで一聴すると「おっ」とは思うもののよくよく聞けば結構アラがありました。プロプライエタリの宿命ということでWindows圏、もしくはデコードのみポータブル機でしか使えなくて、Windowsということで規模は大きいものの技術としては閉じられていて言うほど流行ったかな?という気になります。ただ、WMAには著作権保護機能がついていて(SoundVQもそうだったんだけどね)、いわゆるDRMを掛けられることができました。それで一時期ONKYOの配信サイト(e-onkyo)が使ってたりしました。可逆(Lossless)圧縮もあって、e-onkyoが使ってたのはLosslessの方になります。WMAは128kbpsあると万全です。それ以下だといまいちでそれ以上だと違いがあまり分からない、ということです。そういやHighMATってどこ行ったんですかねぇ。ってもうサポートされてないのか。ロストテクノロジーになっていたか…。

Alneo XA-V80についてきたおまけ音源がWMA128kbpsで、それにK2HDのスタジオセッティングを施すとめっちゃいい音になってびっくりしたのを覚えています。空気感まで伝わった。これがSDカードで容量拡張できれば今でも使ってましたね、恐らく。8GBじゃもうね、足りないの(スマホに512GBのmicroSDカードを挿しながら)。

Ogg Vorbis

「そんな特許とかプロプライエタリとかやだー」って人たちが作ったものです。前述したようにSpotifyでも採用されるくらいには音もよいのです。が、オープンソースなくせしてあまり対応しているポータブル機を見たことがない…。って思って探してみたらいっぱいあった。そういやAndroid端末が基本がOgg Vorbisでしたね。たっぷりあるじゃん。Windows 10の標準プレーヤーであるところのGrooveミュージックでも聞ける。私が知らなかっただけ…。意外と広がってるな!?侮っていました。今も開発が続いているということでやっぱオープンソースですね!(謎の締め)

AAC

今大半の人はAACを使っているのではないでしょうか。iTunesもmoraも、もしかしてレコチョクも?AACですしね。AACの火付け役になったのはやはりiTunesで、そこで一曲0.99ドルなんていう破格値で売り出したもんだからそれまでの配信サイト全部の売り上げよりもiTunesで最初の1週間で出した売り上げが大きかったという笑えるようで笑えない話もあります。小室哲哉先生がiTunesで買った曲は2万曲とかそういう話も聞きますね。

音質もこれら書き出してきた中で最後発ということもあり、低ビットレートでもなかなかな音を出します。

また、拡張仕様のHE-AAC、HE-AACV2では128kbps未満での音質改善が顕著に見られ、V2においては48kbpsでそこそこ聞ける音をだします。みんな大好きRadikoで体験済みですね。

ただし、拡張仕様なのでHE-AACに対応してない機器では高音域が顕著にそがれます。これはもともとAACとしては22kHzのサンプリングレートでエンコードされているためで、対応した機器の場合のみ44.1kHzサンプリングレートとして扱われるのです。イマドキのポータブル機でも対応してないのはあって、kyo-onsのSD-DAP01なんかがAAC対応だけどHE-AAC未対応という事がありました。

PS3なんかでもCDをリッピングする際に対応する形式としてAACが合って、ただ、拡張子がm4aでもmp4でもなく3gpという苦肉の策がとられていたのは今となっては笑い話ですね。

非可逆圧縮フォーマットの今後

記録媒体はドンドン大容量になって、ネットの帯域幅もドンドン広くなって行くにつれて、非可逆圧縮技術はドンドン小さいファイルサイズになるように進歩して行っています。Deezerやmora qualitasのような可逆圧縮コーデックを使ったストリーミングサービスも始まり、非可逆圧縮フォーマットってもう要らないんじゃない?って思うこともあります。ですが、使われなくなる、ということはないでしょう。というのが持論。主に外で聞くときに非可逆圧縮フォーマット必要か?って思っちゃうのです。可逆圧縮フォーマットは容量もあってハンドリングが悪い。私はいま、モバイル機器には主にAACを使ってます。大体128kbpsくらいで。なんならHE-AACでもいいのですが、前述したkyo-onsのSD-DAP01がHE-AACに対応していないのでなくなくAAC-LCを使ってます。まあそれで大体全部の手持ちの音源入れて200GBくらい。全部持ち歩かなくてもいいのにね。さらにSONYのXperia Z5CをDAP代わりにしてて、Spotifyをオフライン運用してます。聞きたいプレイリストを「最高音質」って書かれてるものにして保存して大体200GB。で、私はアイマスが趣味なので音源は果てしなく増えていくことが想像されますので、そのうちSpotifyの音源を標準音質にして上手いこと512GBのmicroSDカードにおさまらんかな、と考えているところです。そもそもZ5Cでも大きいのでウォークマンのA-100をボーナスで買っちゃお卯かなー、なんて。考えてます。そうなると(どうなってんだ、A-100が今のところ512GBまでしかSDカードサポートしてないから)やっぱり可逆圧縮で持ち歩くにはまだまだ容量って足りなくて必然的に非可逆圧縮フォーマットが必要になってくるのです…。まだまだ非可逆圧縮フォーマットは終わらんよ!

終わりに

音の圧縮フォーマットって日本語のWikipediaにあるだけでも割とたくさんあって、無駄に片足突っ込むともう抜けらんないのでオススメです(?)。

エクマス2019、12/4は智路さんの「サンリオの新米キャラこぎみゅんってどんな子?コギムニストって?調べてみた!」です!あとはよろしく!!

EXCITE MEC光に乗り換えてから1ヶ月近く経ちます

どうも、IPv6マン、ばりっぴです。

タイトルにあるとおり、業界最安水準のIPoEでIPv6のサービスであるEXCITE MEC光に1日から乗り換えて3週間経ちました。感想でも述べていこうかと。

まず「IPv6は速い」、これはウソ。PPPoE IPv4より遅いときがあった。まあ、IPoEなのでプロバイダのさじ加減次第ですね。EXCITE光はIIJのホールセールで、どれだけ金をIIJに投げることができるか、で速度が変わります。「速度」というと怒る人がいるので「帯域幅」と言っておきましょうか。EXCITEが「ブロードバンド回線」というものを「どれだけの帯域幅が出ればいいか」という考え方次第ですが、さすがにMbps出なかったときはお気持ち表明しようかと思いました。

これがそのスピードテスト。
Google Speed test
びっくりしますよね。そのころEXCITEのv4の友人(同じ県内)は数十Mbpsでていました。

あと家鯖関係は、EXCITE MEC光はtransix(DS-Lite)なのでIPv4でつながる家鯖を作ろうと思うのであれば別にIPv4接続のアカウントが必要になります。transixではv4のIPアドレスを共有して使うためどうにもこうにもできず、そのような形となります。

IPv6で家鯖は普通にできます。ルーターの設定次第。ポート80でも443でも、です。ただ、IPv4の人からはつながらなくなります。これは時機に解消していくのでまあ、いまv4の人は我慢してねって感じです。最近のプロバイダはいつの間にかv6サービスを提供していてv4だと思い込んでいた人がうちの鯖につながったと言う事例もあるので一度任意のサーバーのnslookupしてみると面白いかも知れませんね。

総括としましては「帯域幅はプロバイダのやる気次第」と言ったところでしょうか。IPoEだとNTT関係なくバックボーンを増設できますからね。

今後のEXCITE MEC光に期待しつつエディタを閉じます。アデュー。